Issue #8526 has been updated by nagai (Hidetoshi Nagai).
残して欲しいという意見があったとしても、メンテナが合意している場合は自分がメンテナになるつもりで反対しないと覆せないので、
そのような人が立候補するか判断出来るだけの材料は集めてから、というつもりでした。
そこまで急いでいるわけでもないので、残して欲しいという意見が多ければ永井さんが頑張るという方向もあるでしょう。
また、どちらにせよ基本的な方向性が決まったら ruby-core にも投げる予定ではありました。
が、投げるなら今のところ今後はどうなるのかの概要くらいは示しておきたいなと。
了解です.卑怯かもしれませんが,私自身は削れとも残せとも主張はしません.
万が一,残して欲しいという意見が多ければ,努力します.
ちなみに,挙がっていたチケットに対する現状の概略は以下の通りです.
#5199 すみません.まだチェックできていません.
#5465 他の環境に支障があるわけでもないので,これはさっさと取り込むべきでした.
#5686 この状況には遭遇したことがないので cygwin 特有の問題っぽいなと思うのですが,
cygwin 環境が手元になくて (今でも生じるのかを含めて) 調査できていません.
#7000 問題なく include される (実際にこれで動いてます) ので Reject です.
#7884 少なくとも現状では,callback 中の fork は非サポートです.
通常,callback は eventloop が走っている thread で実行されます.
しかも callback が実行される際には Tcl 側と Ruby 側の処理が絡み合っています.
この状況でウィンドウシステムのイベント処理 thread が複製された時に何が起こるかは,
私には保証しきれません.
#8000 現状では Tcl/Tk8.6 は非サポートであるために保留です.
tcltklib が ruby 本体の処理の変化に非適合になっている可能性もあるのですが,
Tcl/Tk8.5 では同種の報告はないようなので,Tcl/Tk8.6 に特有の問題だろうと見ています.
#8319 少し気になる点はありますが,大筋として取り込んでも良さそうです.
#8435 Ubuntuのパッケージで勝手にいじっていることに起因しての問題なので,
基本的にはUbuntuコミュニティで対策を考えるべきことではないのかなと思っています.
私がUbuntuユーザではないことも理由なのですが,
Ubuntuにおける決まりごとがどのようになっているかは把握できていませんし,
現状に合わせて場当たり的に対処してもそれがいつまでも通用するかわかりません.
Ubuntuは確かに広く用いられているディストリビューションではありますし,
サポート対象の環境であるのはわかるのですが,
独自の変更に振り回されねばならないというのは疑問を感じます.
これ以外にも,msgcat の問題が保留のままになっています.
ファイル I/O も含めた encoding 周りの問題なので,
厄介なことになっているのではないかと心配しています.
やはり,手持ちでない環境にまで対応するのは厳しいです.
先に挙がっていた Mac の問題も,私が Mac ユーザではないので対応が難しいものの一つです.
環境特有の問題は,できればその環境を持っているコミッタに期待したいというのはわがままでしょうか.
Feature #8526: Removing tk from Ruby repository
https://bugs.ruby-lang.org/issues/8526#change-39972
Author: naruse (Yui NARUSE)
Status: Open
Priority: Normal
Assignee:
Category: ext
Target version: current: 2.1.0
tk を Ruby のリポジトリから外しませんか。
そもそも tk はサイズベースで言えば、約69MBのRubyリポジトリのうち、8.8MBを占める巨大なライブラリでかつ、
ビルドに際して多くのライブラリを必要とするため、従前より周囲の目が厳しいライブラリでありましたが、
これまでは精力的にメンテされている永井さんに敬意を払って、本格的な削除の提案はされて来ませんでした。
しかし、最近は活動が鈍り、#5199 #5465 #5686 #7000 #7884 #8000 #8319 #8435
が残タスクとして残っています。
リリースマネージャとしては、このような状況下ではtkをRubyのリポジトリから外していただいて、
gem等で永井さんのペースでメンテしていただくのがよいのではないでしょうか。